こん

私は食いしん坊だと思う。
(それもわりと自覚のある食いしん坊)

おいしいもの、おいしそうなもの、揚げ物を揚げる音、ぐつぐつと煮込まれている音にどうしようもなく惹かれてしまう。食べることは生きることなんだと思う。

そんな私は小学生の頃とんでもなくやらかしている。
母に連れられてデパートに行った日のことだ。
母と2人でデパートにきて、個人行動が許された。
いつもだったら2人で同じお店にいなくてはならなかったのに、今日はいいと言う。
1人でまわるデパートはまだ小学生の私にはキラキラが強すぎた。そのキラキラでやられてしまったのだと思う。

デパートによくある、量り売りのお菓子売り場を目にしたことはあるだろうか。あの、コップに好きなお菓子を好きなだけ入れて、量って売ってくれるコーナーだ。

あのコーナーを見た小学生の私は思ってしまった、
「あんなにお菓子が食べれる!」と…

今にして思えば本当にやらかしてるなあと思う。
プラスチックのケースに入ったお菓子がたくさん並んでいるコーナーからそれはそれはおいしそうなお菓子をみつけて、食べてしまったのだ。アウトである。はかりもせずにそのまま…2種類くらい食べたのち、運良く(悪く?)母が登場。
見た瞬間あまりの事に絶句、しかし私を止めに入るのは早かった。
いきなり「なにしてるの!」と小突かれた。

言い訳をするようだが、私は量り売りのお菓子をまだ見たことがなく、ルールを知らなかった。それにしても食べるのはないよなあと思う。「こら、食べちゃダメなんだぞ。」となる。

こんな感じで、私は食いしん坊である。
食べるだけではなく、作るのも好きだ。
料理をするのはとても楽しいことだ。かぼちゃプリンつくりたい….だれかかぼちゃをわけて…

食べてしまったお菓子ですが、そのあとコーナーの人にきちんとお詫びしました。本当に申し訳ないです…